火の始末は若気の至りでは済まされない

そうだった火事を起しかけた話をするのを忘れていました。

かれこれ20年以上前の話だし、結局は人さまの家を焼き払うことにもならなかったので、UPしても大丈夫かと思います。

当時大学生だった私は、引越し屋さんでアルバイトをしておりまして、ある日の夕方、とある会社にやって来ました。 その日は社員さん1名を含む4人で、午前から小さな引越しを1件終わらせて、その後ドライバーである社員さんはこの会社へ見積もりに来たんですが、それについて来た形です。

社員さんが見積もりをしている最中、トラックから出て他のバイト連中とタバコを吸ってたんですが、ふと近くの脇道を見ると半分解体されたようなバイクが3台ほど折り重なって捨てられているのが見えました。 どうも盗難車がパーツを取られて捨てられたような感じでした。
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 (写真はイメージです。)
悪いやつがいるなあなんて話しながらバイクに近寄りガソリンタンクに足をかけると、チャポンと音がします。

ガソリンが入ってるという話しになったんですが、けっこう前に捨てられたようなバイクだったので、きっと雨でも入ったんだろう、雨水だと言う者もいました。
別にどっちでも良かったんですけど、やることが無くて暇だったので、じゃあ白黒つけるために火が着くかやってみようということになりまして、バイクのシートのスポンジをナイフで小さく切り出し(引越し屋は小型ナイフは商売道具なので仕事中は持ち歩いている)タンクの液体を染み込ませてライターで火をつけます。
点きましたよ。ガソリンです。
やっぱりガソリンだと言ってると、バイク付近に火が上がりました。 手元の火が気化したガソリンを伝ってバイクの近くに漏れたガソリンに火を点けたようです。
いやあ、それからが早かった。 3台のバイクには結構な量のガソリンが残っていたようで3mほどの火柱が上がっていました。 しかも時折小爆発を起し、飛び散った部品がさらに延焼地域を広げています。危なくて近寄れない。もうね、為すすべ無し。
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 (写真はイメージです。)
呆然としていると、どんどんギャラリーが集まってきたんですが、その中の一人が消火器を持って来てくれて、このおかげで鎮火となりました。天使にみえましたね。 あともう少し火の手が大きくなっていれば、すぐ近くの木造の民家に燃え移って最悪火事になっていたと思います。
火が消えて安心はしたのもつかの間。通報を受けた消防車がサイレンを鳴らして現場に到着したもんだから、さらにギャラリーは集まります。

現場検証の消防士がギャラリーから聞き取りを始めたので、ああ、こりゃ駄目だ、何らかの罰は免れないなあなんてドヨンとしていると、そこに救世主が現れます。
その名も 大阪のおばちゃん。
「急に爆発が起こって火がぶわーってなって、もう怖い怖い。 暴走族がうろうろしてて前から危ないなあって言うてたんやわ」
って、消防士さん相手にワンマンショーを始めました。 まるで最初から現場にいたかのような振る舞いでしたけど、僕が知る限りこのおばちゃんが来たのは火が消えてからですけどね。
そのころ、見積もりを終えた社員さんが帰ってきたので、トラックに乗り込みそ知らぬ顔で現場を離れましたが猛省してます。
火って怖いですね。 火遊びには注意が必要です。
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by h_d_f_x_s | 2013-11-28 13:04 | PERSONAL HISTORY | Comments(0)


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